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『閉鎖病棟』〜 帚木 蓬生

帚木 蓬生 ¥ 580
このメッセージを聞け!
ぐぐっときました。
爽やかな読後、感動しました
上手い…
陽のあたる場所へ

先月、帰国した時、実家にあった江国香織の『号泣する準備はできていた』の再読中、
本屋で平積みされていたこの本を発見しました。 そして、昔、この本で泣いたことを思い出しました。
号泣する準備はできていますよっていうことで、文庫本になったこの本をこちらで読み始めました。
時代は、30年くらい前の話。 場所は、北部九州。
精神科病棟に集まる個性的な人々の中で、事件が起こり、殺人(猟奇殺人ではないです)が起こり、
そして、手紙、法廷のエピローグへ続きます。今回も泣かせていただきました(^^;

前回は、職場に置きっ放してあったこの単行本を猛スピードで読んだのですが、
今回は、時には、さかのぼりながら、各々の生い立ちを理解しながら読むことができました。
初めの部分には、主要人物が入院・通院するまでの事件が丁寧に描かれています。
もう、それだけでも十分読ませてもらえます。
そして、病棟の演芸会、遠足と行事を通して、明るく振舞う他の患者たちの過去も淡々と語られていきます。
もう、そこは、特別ではない、時代が違えば誰にでも起こり得る人生の数々です。

今回、気付いたのですが、主な人物は「開放」病棟に入院しているのに、タイトルは「閉鎖」病棟。
文庫本解説の逢坂剛氏の言葉を借りると、
       『閉鎖病棟』という言葉は、ある特定の病院を指しているわけではむろんなく、
       管理化されたわたしたちの社会全体を、象徴している。
ということらしい。
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ひこみこ

Author:ひこみこ
三姉妹の娘たちと共にだんなの中国転勤について来てしまいました。それも日本人学校もないような田舎に。
よぉ〜く考えると、無茶な選択でしたが、来てしまったものは、しょぉ〜がない!楽しんじゃいましょう!
日本では、長女小6・次女小4・三女小1です。


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